禁煙コラムでは禁煙に関する情報を多数掲載しています。禁煙に挑もうと足踏みされている方へ、禁煙の極意やタバコの代替品など、役立つ情報をお届けします。

現在、日本の喫煙率は減少傾向にあります。それはタバコの値上げなど、「禁煙ムーブメント」が起こっているからです。

近年、喫煙に対する規制が強くなり、様々な対策が敷かれています。

例えば2020年に改正が施行された「東京都受動喫煙防止条例」や「健康増進法」。この2つの条例と法律が施行されたことで、原則屋内での喫煙が禁止、喫煙所を設けるためには厳しい条件が課されるなど、喫煙できる場所が減少しているのが現状です。

また、2018年から始まった「たばこ税増税」も大きな影響を与えています。

2018年から2021年まで、たばこ税が段階的に引き上げられているのです。その影響を受けて、各メーカーもタバコの値上げを発表しました。値段が据え置きかと予想されていた加熱式タバコさえ値上げが発表され、どのメーカーも50円前後の値上がりが決定しています。

タバコ1箱あたり約50円の値上げは、家計に大きな影響を及ぼします。たかが50円、されど50円。塵も積もれば山となるように、年間で考えると大幅な出費です。

そのため、禁煙に舵を取る喫煙者も多く、よりタバコ離れが加速すると予想されています。禁煙をしようと既に行動を始めている方も多いでしょう。しかし、そうスッパリと止められないのがタバコの厄介なところです。

「禁煙したいけど、どうしてもタバコを吸いたくなってしまう」

「タバコを吸わないとイライラしてやっていられない」

なんて方も多いのではないでしょうか。それはタバコに「依存」してしまっているからかもしれません。

タバコへの依存は、大きく分けて「身体的依存」と「精神的依存」の2つに分類されます。

身体的依存はいわゆる「ニコチン中毒」の状態です。タバコにはニコチンが含まれているのはご存じかと思います。ニコチンを摂取することで、興奮物質である「ドーパミン」が分泌されます。ドーパミンが分泌されると、頭がすっきりしたり、リラックスしたりなどの感覚が現れます。一方でニコチンが切れると、今度はイライラしたり、集中力がなくなったりして、次の1本を求めるようになります。

精神的依存は、いわゆる「癖」です。朝起きたら吸う、仕事の合間に吸う、など、何かの行動と紐づけられ、生活の一部として組み込まれている状態です。

禁煙するためには、この二つの依存を乗り越える必要があります。しかし、依存を乗り越えるのはかなり厳しい道のりです。

今から禁煙を始めようとしても、依存状態を抜けるのは至難の業です。禁煙を始めるならまず入念な準備から始めましょう。

まず、禁煙を始めるにはタイミングが大切です。仕事や私生活が忙しい時に禁煙をしても成功率は高くありません。精神的にも肉体的にも余裕のある時期から始めましょう。

その際、禁煙サポートグッズを使うのも効果的です。例えばニコレスのようなタバコの代替品。タバコ葉の代わりに茶葉が使われているものの、吸いごたえはタバコそっくり。タバコの代わりに置き換えて吸うことで、満足感を失わずに禁煙することができます

もし、何をしても依存から抜け出せない、禁煙が難しいと感じたら、禁煙外来を受診しましょう。適切な処置やアドバイスをもらうことで、禁煙の成功が期待できます。

さがすもーくでは、禁煙に関するためになる情報を多数掲載しています。ぜひ、こちらのコラムを参考にして、禁煙を成功させてくださいね。